クラミジア感染により起こる肺炎でトラコーマクラミジアによる肺炎、肺炎クラミジアによる肺炎、オウム等から感染するオウム病クラミジアの3種類があります。高熱が出ていないのに咳がずっと続いている時は、もしかしたらクラミジア肺炎かもしれません…

クラミジア肺炎に気を付けよう

クラミジアは特発性の病気ではない

特発性の病気とは原因が分からない病気を意味します。特発性心筋症や特発性血小板減少性紫斑病などが、原因不明の病気として知られています。クラミジア感染症はクラミジア・トラコマチスという細菌が原因と分かっているため、特発性の病気ではありません。しかし性器クラミジアは自覚症状が少なく、知らないうちに感染していることがあります。そのまま放置すると女性でも男性でも不妊症になったり、早産や流産を起こしたりする可能性があります。不妊の原因が分からないときは、クラミジアを疑ってみる必要もあるでしょう。
クラミジアは細菌の名前からも分かるように、昔は目のトラコーマの原因として有名でした。今ではトラコーマはほとんど見られなくなりましたが、ありふれた細菌のひとつであり、欧米に比べて日本では特に感染率が高いと言われています。また近年では10代の青少年に感染が広がっているとして、大きな問題になっています。基本的には性的接触でしか感染しませんが、ディープキスで口から口への感染もありうるため、性行為をしていないからといって安心することはできません。またコンドームで完全に防げるわけでもありません。
自覚症状がなくても、感染を広げたり将来に禍根を残したりしないよう、思い当たる節があれば検査を受けることが大切です。クラミジアの検査は男性の場合は採尿により、女性の場合は膣分泌物により行ないます。また血液中の抗体反応を調べる検査法もあります。結果は最短で即日判明しますが、短時間での検査は精度がやや低くなります。忙しいとか恥ずかしいとかいう理由で、病院へ行きたくない人のために、自分で検体を採取できるキットも販売されています。